11月号 霜月
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 05版カタログが出来ました。モダンを意識した新作で構成しました。日本の工芸品は、マンネリと後継者難により厳しい状況です。消費者の年代による趣味の多様化と変化のないものに対しての興味のうすれ、生活習慣の変化によってもたらされる商品の形骸化と構造変化が起こっています。又中国製品の流入により価格破壊もおこりました。ただ一方でこだわりの言葉に象徴されるように文化面からの掘り起こしも起こっています。職人の技も失われてもいますが技術面の進歩により補われているのも事実です。大工仕事の中にレーザーが一般的に使われたりして熟練度をカバーしています。成熟化した社会では文化面が重視されますが、それは本質的には同じでも表現と感性に違いが出てきます。現代の生活にそくしたデザインが求められています。又愉しい、かわいい、シンプルと色々なキーワードがありますが提案する側のはっきりした意志表示も必要になっています。


............................有田焼 茶楽

常滑焼 有田焼 有田焼

常滑焼 小さい急須