山寺通信06,7月号

 静岡では、今年のお茶は天候不順で色々な影響が出ました。又消費地と産地では微妙なずれもありました。お茶の消費は全体的には落ち込んでいますが新しい消費も生まれてきています。料理教室でのお茶の入れ方教室や全国的に展開されている日本茶インストラクターによる情宣活動等が新しい消費を作り出しています。リーフとドリンクの区別をはっきりさせなければならないと考えます。リーフは、量や湯の温度、淹れ方で味が変わります。又色々なシチュエーションを設けることができます。差別化より消費者が区別できる情報の展開が必要だと思います。

06-7-001 \5000青楓 06-7-002 \5500 超耐熱ガラス 夏の抹茶 夏 茶 碗

06-7-003 \5000 テツセン(清水) 06-7-004 \5000 うちわ金魚(清水) 06-7-005 \5000 美リーフ(清水)

有田の新しい感覚
ナフキン立て
06-7-6 \4200(有田) 06-7-7 \4200(有田) 06-7-8 \6500 11.3/7/H7.5cm

飲み方で変るお茶の味

中国清の時代の詩人で有名な茶人だった袁枚は、武夷山の茶(武夷岩茶-烏龍茶の元祖)は濃くて苦味があり、薬のようで好きではなかったが、武夷の寺で僧侶が小さい急須でまたくるみのように小さな茶碗で出してくれたお茶を何杯か飲むうちに味が徐々にわかり龍井(ロンジン)茶や陽羨茶(唐代より飲まれている緑茶)よりすぐれている。「その茶を飲む時、三煎目も味が変わらない。天下の銘茶を賞味したが、武夷山頂の茶は第一なり」と賞賛したそうです。
(武夷岩茶 南部の鉄観音に比べ火が強いといわれています。じっくり味わうお茶です。)
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